授業ブラッシュアップ週間(相互授業参観)で英語の授業を公開しました
本校では、授業改善に向けた取り組みの一環として、6月16日(火)から19(金)までの4日間、教員同士が互いの授業を見学し合う相互授業参「授業ブラッシュアップ週間」を実施しています。この期間は、普段の授業の一場面を教員間で共有することで、実践的な指導アイデアや工夫を学び合い、日々の授業の質を向上させること、そして何よりも「生徒たちの学びの豊かさ」につなげることを目的としています。
今回はすべての教員がすべての授業を公開し、教科の枠を越え、誰もがスケジュールに合わせて自由に参観できる体制を整えました。参観後には、参観した教員から担当者への簡単なフィードバックを通じて気づきを共有することで、一方的な見学にとどまらず、双方向の学びの場となるよう工夫しています。
6月17日(水)の6限目には、特別公開授業として普通科3年生の「時事英語(担当:山本達也教諭)」の授業が公開されました。管理職の先生方をはじめ、現在本校で活動中の教育実習生など、多数の教員が参観に訪れました。AIを活用し、生徒たちが主体的に英語で意見を交わす姿に、参観した教員側も多くの刺激を受けました。
山本達也教諭の授業内容を詳しく紹介します。今回は普通科3年2組・3組の合同クラス(22名)を対象に、最先端のAIツールを駆使した非常に先進的でアクティブな授業が展開されました。
★授業のテーマ 「民話に関する英語記事を読む」
今回の授業のゴールは、インターネット上の「民話に関する英語記事」を読み解き、内容の要点を整理して深く理解することです。ただテキストを読むだけでなく、生徒たちが英語の背景を自然に理解できるよう、授業の中にさまざまなステップと最新テクノロジーが組み込まれました。
★授業での「AIツール」活用ポイント
①NotebookLM(リスニング活動)
民話の英語記事をもとに、NotebookLMを使って海外のポッドキャスト形式の音声を自動作成しました。生徒たちは本格的な生の英語のやり取りを耳から聞くことで、本文を読む前に記事の概要やストーリーを楽しく、深くイメージすることができました。
②Gemini(絵本の読み聞かせ活動)
Geminiを活用し、民話の世界を視覚的に表現した「絵本風のビジュアルコンテンツ」を作成しました。美しいイラスト(視覚情報)と英語のテキストを組み合わせることで、難しい語彙やキーワードが自然と頭に残るようサポートしました。
★授業の流れ 「五感を使って英語に親しむ」
➀読む前のディスカッション & リスニング:AI音声を聞きながら背景知識を共有
②速読:まずは自力で記事の全体像をつかむ
③ペアでの単語クイズ:友達同士で楽しく重要語彙を出し合ってインプット
④音読・ペアシャドウイング:声に出すことで、英語の流暢さを高める
⑤内容確認問題(CCQs):記事の本質的な質問に答え、理解をさらに深める
★参観した先生方・実習生からの声
「AIが作ったポッドキャストや絵本に生徒たちが引き込まれており、自発的に英語を読もうとする姿勢が素晴らしかった」
「単語クイズやペアでの音読など、生徒同士が生き生きとコミュニケーションを取る姿が印象的でした。これからの時代の英語教育の形を見せてもらいました」
土浦三高では、最新のICTやAI技術を取り入れながら、これからも教員一人ひとりが指導力を磨き続け、生徒の皆さんが「分かる」「おもしろい」と実感できる魅力的な授業づくりを推進してまいります。